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​幼児教室ってどんなところ?

"三つ児のたましい百まで"

三才の時の記憶は思い出せないものですが、この幼児期をどう過ごしたか、

どんな体験をしたかが大きな影響を与えていると考えています。

 

 三才と言うと、自我や社会性が芽生えてきて、お友だちを欲しがってくる頃。

 でも行動面では自己中心的であり、まだまだ個々の触れ合いがとても大事です。ですから、『既製の枠にとらわれない、子ども本位の保育』がこの時期には必要であり、理想です。それをふまえて、日野どんぐりの丘幼児教室にはカリキュラムがありません。

季節的行事は行っていますが、毎日の保育は天候や子どもの状態を見ながら臨機応変に行っています。

 

 たとえば、水遊びに熱中しているときは、その日は水遊びの時間を長くとり、心 ゆくまで水遊びを満喫させます。

 目を輝かせ、一つの遊びに夢中になってい る姿は子どもの本来の姿です。時間的制約や後しまつの煩雑さで押さえつけては子どもらしい素直な心は育ちません。また、カリキュラムに縛られてい ないので家庭的な雰囲気があります。

  

子供たちの友達作りの場、遊びの場であり、一斉に何かを教えるところではありません。

既製のおもちゃを備えるだけでなく、遊びを工夫し、作り出せる(創作できる)子に育てるために

時間割を組んだり、カリキュラムを立てたりという管理型教育ではなく

自由保育の形態をとり、個々の個性を大切にします。   

 

周辺の環境を大いに利用し、できるだけ戸外へ連れ出し、

子供達を日野の自然に十分触れさせ、子供の冒険心と発見する喜びを大切にし、

自然のすばらしさを感じる心や動植物への思いやりを養い、また、歩くことにより体を鍛えます。

教室を一つの社会として

女性の保育者、男性の保育者(中央大学の文学部教育学科の学生)

個性溢れる子ども達が共有することにより

優しさや思いやりが自然に身につき、

また、多くの出会いが幼児期の成長過程の中で大切であると考えています。

 

けんかぶつかり合いなど無理に止めず温かく見守り子供同士のかかわり合いを大切にし

保育者は子供達に助言等で大きく影響を与えないようやる気を育て

伸びる芽を摘まないよう心がけ子供達にとって「最高の今日」を与えるべく努力しています。 

  

​保育理念

 三十名弱のクラスに三人以上の保育者というとちょっと贅沢なようですが、スキンシップを大切にし、一人ひとりの心を大切にする幼児教室の伝統的な姿勢です。

 

 特に、他では見られないお兄ちゃん先生(中央大学文学部教育学科の学生さん)のフレッシュマンパワーは、男ならではのスケールの大きな遊びを展開します。子どもたちはお兄ちゃん先生の腕や足にしがみつき、中には肩に登ってしまう子も。

 自分の遊び仲間としてお兄ちゃん先生を受け入れている様子にほのぼのとしたものを感じます。

 

 また、保育者が多くいるということで毎日のお散歩を可能にしています。

 子どもは外が大好き!泣いている子も外に出るといつの間にか泣きやんでしまいます。

 春は土が柔らかく鳥がさえずりはじめ、夏は緑におおわれます。秋になると枯葉やどんぐりがたくさん落ちますが、子どもたちに言わせると"降ってる"という表現になります。

 冬は木が裸ん坊になり、雪が降れば辺りは一面真っ白の別世界。四季折々の自然が子どもたちに語りかけているのです。お散歩を通して自然と触れ合い、身も心も成長していくのだと思います。私たちが保育を行っている"さんぽっぽひろば"は自然に囲まれた最高の場所です。こどもが子どもらしく生きるのに十分なものを肌で感じられるところだと思います。

 この教室は、あくまでも子どもたちが主役です。子どもたちがのびのびと遊べる楽しい遊び場であり、友だち作りの場です。そのための潤滑油となるよう、スタッフ一同、惜しみなく努力していきます。

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